
クローゼットまわりの散らかり具合をブログで公開して自分を追い込み、「今度こそ!服の悩みから解放されるぞ!」と決意した前回。
さらに、おもちゃ全部出しの修行もしました。
https://xjibun.hatenablog.com/entry/2025/06/14/093140xjibun.hatenablog.com
自分の立場を理解して【我が家は物が多い!!】問題を認識したという大きな気付きの一歩を前進したからか、
👩「この状況がマズイって認識しただけで、悩みの8割くらい解決したんじゃない?」
👩「部屋が片付いて、ムダな買い物が減って、自分らしい服が着られたら、一石二鳥どころか、おおもうけかも…!」
…と、片付ける前から、ついつい自分に期待してしまう私。
いやいや、いかんいかん。『夢をかなえるゾウ1』でガネーシャが言ってたじゃないか。「期待は感情の借金やからなあ」って。気をしっかり持て、自分!落ち着け!
いつも「走り出してから考える」タイプの私ですが、今回はひと味違う。なぜなら、今回は本を読んで勉強してるから~!(←自信がすごい)
ファッション迷子の30代、そんな私が出会ったのが『
一年3セットの服で生きる 「制服化」という最高の方法 (幻冬舎単行本)』という一冊。現在3周目を読んでいる途中なのですが、最初は難しかった考え方も段々と自分のこととして考えられるようになってきました。
「着たい服がない」本当の理由
私はずっと、服はたくさんあるのに「着たい」と思える服がないことにモヤモヤしていました。
- 朝、会社に着ていく服が決まらない
- 買っても着ない服がある
- 結局、同じ服ばかり着てるのに、また買ってしまう
- クローゼットはぎゅうぎゅうなのに、着たい服がない
👩「ファッションセンスないのかな?」
👩「定番を揃えた方がいい?」
そんな風に思っていたんですが、いろいろ自問自答していくうちに、考えの取っ掛かりのような感触を心のなかに見つけました。
👩「…もしかして、全然違う理由かもしれない。」
気づいた「私の中の二つの軸」
考えていくうちに、自分の軸がブレブレだということに気づきました。
たとえば、「デニム履きたい!」→デニム買う→「でもカジュアルすぎて会社には着ていけない」→「やっぱりセンタープレスのパンツが欲しい…」という流れ。いつまでも満たされない物欲になんて自分は欲張りなんだろうと呆れていました。着たいファッションの軸がブレブレなことで服が多すぎて着たい服が決められないのか?と思っていたのです。

そして、考えてみてたどり着いた仮説。
「デニム履きたい!」という気持ちと「センタープレスのパンツ履きたい!」という気持ちは確かに心のなかにあるけど住所が違う。出身地の違う二つの感情かもしれない。
どういう事かと言うと、「デニム履きたい!」自分と「センタープレスのパンツ履きたい!」自分は確かに自分の中にあるんだけど、どうもこの2つ、同じクローゼットに住んでいるのに住所が違うらしい。前者は休日の子育てモードの私が大事にしている価値観で、後者は仕事モードの私が必要としているスタイル。どちらも本物の私だけど、それを一つの軸にまとめようとするから混乱しているのかも。

要するに、悩みの根本は、服を持ってないことや服の量の問題じゃなくて生活軸が2本あるっていう、当たり前だけど大きな事実ということに気づいたんです。
そう、私にはジャンルの定まらない服を集めていたんじゃなくて、異なる2つの価値観(軸)に沿った服が必要だったわけだ。
【平日(仕事)】と【休日(ママ)】の二軸だった!
休日の私は:
- 子どもと遊ぶのがメイン
- 公園にも行くし、滑り台も全力
- 紫外線?気にしていられない
- ほぼノーメイク+帽子で出発!
- 芝生に躊躇なく座る
- 服は「かぐれのデニム」と「着心地のいいトップス」が基本。
思い返せば、この休日スタイルは朝着替えるときに服を迷うことがない。つまり、もう完全に確立されている軸だと分かります。休日の子育てモードの自分に何が必要か既に設定されているからコーディネート迷わないし、買い足す服も厳選できる。
育休中に服を買わなくても全然ストレスを感じなかったのは、生活が一軸だったからなんだなと、今さら納得しました。
一方、平日の私は:
- 職場で浮かない服がほしい
- カジュアルすぎず、でも動きやすい服
- 子どもの送り迎えもあるから機動力も大事
- できれば「仕事できそう」な雰囲気も出したい!
職場はカジュアル自由。スーツの人もいれば、Tシャツ・デニム・厚底靴まで多様の環境です。いわゆる、ゆるーいオフィスカジュアル。
恐らく私のファッション迷子の症状はこっちででている。平日の朝はコーディネートに迷った挙句、なんでそうなった???みたいな仕上がりになることもあるし。ゆるーいオフィスカジュアルな職場環境だからこそ「自分がどこに着地したいのか」という軸が決まっていない私の仕上がりはかなりキツい。
👩「オフィスカジュアルって何着たら正解なの?」
そうだったんだ!私はずっとこの正体不明感に振り回されていたんだ!ということに気付きました。
オフィスカジュアル迷子の正体
つまり「オフィス服でなりたい自分像」が、ぼんやりしていたんです。手垢がつきまくってる言葉ですが、いわゆる「解像度が低い」ってことですね。オフィスカジュアルの自分像が鮮明でないのが根源ではないかと思うのです。
さらに言うと、「この服ってオシャレと思われる?」という他人の評価で自分の価値を決めていたとも思います。これは良くないですね。しかも、その「他人」は実在しないので。自分の頭の中にしかいない、自分の想像の中だけの声なので、めっちゃ辛口の架空の審査員なんですよね。
「それ靴合ってる?」「そのトップス大丈夫?」とか、いろいろ言ってくる。全部、自分の内側の声。軸がブレブレなうえに、自分の内なる声に右往左往しているピエロです。職場の誰かに「ダサいね」なんて言われたこと、一度もないのに、ですよ。
何を着ても「なんか違う」「まだ足りない」
何を着ても「なんか違う」「まだ足りない」と感じていたのは、なりたい自分がぼやけたまま「正解の服」を探してたからだと考えつきました。
「これは正解ですか?」→「わかりません!」
この一人相撲を、延々と自分に繰り返していたんです。

本がくれた気づき
最初は「服を減らせば部屋も片付くかも」くらいの軽い気持ちで読んだ『一年3セットの服で生きる 「制服化」という最高の方法』という一冊。
一年3セットの服で生きる 「制服化」という最高の方法 (幻冬舎単行本)
でも気づけば、めちゃくちゃメモを取りながら3周目。
「私って本当は、どんな服が着たいの?」
問いを重ねるうちに、「私には二軸ある」という視点が見えてきました。これは、ファッション迷子脱出の突破口になる大発見です。
結論:「ママと職場」二軸コーデ戦略が必要!
私は、平日の仕事モードと休日の子育てモードで違う役割を担っているので、だからこそ、それぞれの生活に合った服の基準が必要だったんです。
- 休日服は現状おおむね満足。→買い足し不要
- 問題はオフィス服。まず自分軸を見つけよう
- どちらにも共通「どんな気持ちで一日を過ごしたいか」
次回は、クローゼットを圧迫していた「着てない服」と向き合う話になりそうです。
クローゼット発掘編、乞うご期待!
そして、「自分らしさ」を軸にした制服化の第一歩もご紹介できれば…(たどり着けるかな?)
なんだか長くなってしまいました。ここまでお読みいただきありがとうございました。