
- キャラ格差、露骨
- パウッと格差1 市街地が舞台
- パウッと格差2 新メンバー リバティ登場
- パウッと格差3 スネ夫的な役回り
- パウッと格差4 超人パワーと見せ場
- パウッと格差5 スカイの大盤振る舞い
- 最後に、ライバール市長はいつも最高
- パウフェクト!
キャラ格差、露骨
パウ・パトロール映画「ザ・マイティ・ムービー」を観ました。
2023年の映画ですが、2026年の今、我が家では2歳のパウ・パトロール厨が鬼のようにリピートするため連日鑑賞しています。
この記事では『ザ・マイティ・ムービー』を、少し辛口にレビューしています。嫌な気持ちになる方がいたら、先にお詫びします。すみません。
ただ、この「辛口」はこの映画作品の全体への否定ではなく、テレビアニメでは気づかなかったメンバー格差についてです。
とくにロッキー(緑)とズーマ(オレンジ)。
この気持ちは、書いておかなければならないと、そんな使命感に突き動かされ、パウっと書くことにしました。
パウッと格差1 市街地が舞台
まず、物語の舞台がアドベンチャー・シティ(都会)であること。
テレビアニメの拠点アドベンチャー・ベイの海辺ののどかな雰囲気とは違い、舞台はビルが立ち並ぶ陸上の都市です。
市街地戦が中心になると分かった瞬間、「これはもう、ズーマの出番は限られるな…」と察しました。
補足するとズーマは水系なのでアスファルトの上の陸上戦では活きる特性が見いだされにくいからです。
ちなみに、後述する宇宙パワーによってマイティ化したことで、本来は水トラブル向きのズーマも、この映画では陸上のボス戦で活躍できるようになっています。「舞台がアドベンチャー・シティだからズーマが不利」という状況自体は解消されています。
パウッと格差2 新メンバー リバティ登場
映画では、リバティというダックスフントの女の子が登場します。
わりと新キャラであるリバティが物語のひとつの軸になる以上、リバティの出番が多くなるのは当然です。
それはいいんですが、リバティが単独で活躍するというよりも、「リバティと関わることで他のメンバーが登場する」というシーン構成が多かったと感じました。ロッキーとのやり取りとか。
さらにいうと、メンバーが増えたことで、画面の端にいるズーマが見切れてしまうシーンもあります。これもまた、メンバーが増えたことによる煽りを受けた結果のように見えました。
パウッと格差3 スネ夫的な役回り
ズーマがやっと喋ったと思ったら、そのセリフが、あまりにもスネ夫で気になりました。(ドラえもん映画でスネ夫は「こんなの無理だよぉ」的な否定をしてバランスをとるのを毎度やってくれているのです。)
スネ夫的セリフは、観客の気持ちを整理するための、大事で必要な役割だと頭では分かってはいるんです。でも、「ズーマにそれ言わせる役、回ってきちゃったか…」と、どうしても思ってしまいました。
ネタバレになるので多くは語れませんが、例えば、パウステーションがバーンとなったあとや、スカイがワーッとなって戻ってきたあとの、「やられたよ…」の、あの一言が象徴的でした。
パウッと格差4 超人パワーと見せ場
「ザ・マイティ・ムービー」のあらすじは、アドベンチャー・シティに落ちてきた隕石の力で、子犬たちが最強の「マイティパワー」を手に入れる、というマーベルを彷彿とさせる物語なのですが、ロッキーとズーマの能力が、私としては不服でした。
まずズーマについて。ズーマはボス戦において、かなりキーとなる能力を発揮しています。「水になれるんだ!」という設定自体は面白いし、めちゃくちゃ強い能力だと思います。
ただ気になったのは、ズーマが水になっている間は、水化のためにズーマの顔が映らないシーンもあったので、これは正直、ファンにとってはかわいそうだなと思ってしまいました。大活躍しているのに、表情が見えないという不遇を感じました。
一方で、ロッキーのマグネットパワーも、「これ、他にもっと見せ場を作れなかったか?」とモヤモヤを感じてしまいます。
作中では子犬の訓練生に「ロッキーかっこよ!」と言わせる演出はありましたが、言わせるだけでなく、できれば観ているこちらが「今のロッキー、かっこいい!」と思える見せ場が欲しかったなと思います。
たとえば、飛行機の不時着シーン。あの場面でロッキーのマグネットパワーを使って機体を止めることもできたんじゃない?と考えてしまいました。
パウッと格差5 スカイの大盤振る舞い
『大空のミッション・パウ ロイヤルストーンをとりもどせ!』でも、当然のようにスカイは活躍。
2021年の『ザ・ムービー』もしかり。
ここまで来ると、スカイだけが別枠で優遇されているように感じてしまうのも、正直なところです。
ただ、『マイティ・ムービー』では、スカイの生い立ちと加入の背景がわかり、感動したのも事実なので、スカイの大盤振る舞いにありがとうと思いつつ、でも最後はやっぱり君が持ってくんだね、と思ってしまう複雑な心境です。
最後に、ライバール市長はいつも最高
最後に、この映画の見どころは、ライバール市長だと思っています。(ライバール市長はいつも面白い)
マッドサイエンティストがいるなら、もう悪役側は十分では?と最初は思いましたが、ライバール市長が大暴れし始めると、やっぱり面白い。前作『ザ・ムービー』のときもそうでした。やることむちゃくちゃなんだけど何故か憎めないあいつ。
ライバール市長はマヌケな大人として愛されるキャラだと思います。例えるなら、アンパンマンにおけるバイキンマンのような役回りで、いないと物足りない存在なんですよね。
そんなライバール市長がマイティ化して巨人になりパウパウたちを追い詰める大暴れシーンは落ちまで最高ですが、唯一の残念ポイントは、ニャンパトロールが活躍しなかったことです。
ニャンパトロールも一緒に大暴れして欲しかったなと思いました。
ちなみに、ニャンパトロールがマイティ化して言葉を喋るシーンがあるのですが、吹替版を観た方、あれが誰の声か分かりましたか?
私は最後のエンドロールを見て気づいたのですが、あの声「水田わさび」なんですよね。
なんと、まさかのネコ型ロボットの声や!と 思わず笑ってしまいました。シャレがきいています。
パウフェクト!
ロッキーとズーマの扱いには、どうしてもモヤっとするところはありつつ、それでもそれを差し引いても、とても見ごたえのある映画でした。子どもたちは気に入って何度も繰り返し観ていますし、大人が観ても映像の迫力が素晴らしかったです。何より、この映画を流していると2歳イヤイヤ期の動きを止められる(テレビに釘付け)というのがパウフェクト。
音楽もまた良くて、子ども向けアニメ映画なのに、挿入歌含めて全部めちゃくちゃカッコいいですよね。
「子ども向け」の顔をしながら、しれっとセンスの良い音楽を入れてくるのがパウ・パトロールムービー。歌詞は英語でわからないんですけど、スカイの生い立ちのシーンの挿入歌は歌唱力エグかったです。涙そそる挿入歌でした。
こんな風に子どもの頃からセンスの良い映画を浴びられるのって、贅沢だなと思いました。
最後に、ひとつ言わせてください。私が一番大好きなエベレストが出てないんですよ。次は出て欲しいな、と期待しつつ。でも次回作、ダイノらしいんですよね。恐竜ってことはジャングル?エベレスト期待薄いわー。
エベレストも活躍してくれたら、パウフェクトなんですけどね。
以上、2026年の今、2023年のパウ・パトロール映画をレビューしました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
このブログでは、ワーママの日常や、その時々に考えていることを、答えを出さないまま書いています。
正解じゃない話ばかりですが、どこか重なる部分があれば嬉しいです。