
公園の支配者「アオキ」
「公園はみんなのものなのに、ズルい!」
帰宅するなり、プリプリと怒りが収まらない小1の娘。話を聞けば、公園で見つけた秘密基地を「縄張りだ」と言い張る小3・4のお兄さんたち軍団に追い出された、とのことで。
「秘密基地をぐちゃぐちゃにしたら俺がアオキに怒られる…」と怯える小3と小4男子たちが現れ、「あとで俺がアオキに怒られるから小1たちは入るな」と蹴散らされたようです。
娘が言うには秘密基地みたいな場所には、枝を集めて屋根っぽく作ったり、木の上には石の罠があったり、浅めの落とし穴も掘られていたそうで、男子たちが割と本格的に秘密基地を作ったんだなぁという印象で、
話を聞きながら「ボスのアオキって子はジャイアンっぽい(要するにガキ大将)感じなんかな?」と想像していました。

親としては「公園はみんなのものだし、娘ちゃんのズルいと思う気持ちはわかる。秘密基地は楽しそうだけど、罠があるのは怪我とかしたら危ないから近づかないでおこうね」となだめるしかなかったのです。
翌日、まさかの形で「アオキ」降臨
翌日、娘の「ママにも秘密基地見せてあげる!」という誘いに乗り「見るだけね」ってことで現場の公園へ行きました。
そこで偶然、保育園時代からのママ友たちにバッタリ会い「わあ、お久しぶりです!お元気でした?」と近況報告に花を咲かせていたんです。
その時、グッと背が伸びたシンくんがトコトコとやってきました。
「シンくん、久しぶり!いま小3?早いなあ〜、発表会見たよ!」なんて挨拶していたら、その数秒後。
向こうの方から、友達が叫んだんです。
「おーい、アオキー!!」って。
その声に、目の前のシンくんが「おー!」と手を挙げて応えた瞬間、私の脳内で、バラバラだったピースがガシャン!と噛み合いました。
「そうだった!シンくんの苗字アオキだったわ!」

小4男子たちを従え「怒られたらヤバイ」と恐れられる存在、秘密基地の絶対権力者。
みんなの公園に魅力的な秘密基地を作り、石の罠を仕掛け、落とし穴を掘る、令和のガキ大将。……目の前のシンくんやないか!!
まさか、あの可愛かったシンくん(山P顔)が、「アオキ」として秘密基地を統べるカリスマボスになっていたなんて、笑。
ママ友とにこやかに談笑しているフリをしながらも、私の脳内はそれどころじゃありません。
パズルの最後のピースがバチィィィッ!とハマったような凄まじい衝撃で、(((早く誰かに言いたいぃぃー!)))という衝動で、正直会話の内容が1ミリも頭に入ってこない状態でした。
アオキとの対面後
シンくん=アオキの出来事に、興奮冷めやらぬまま帰宅し、鼻息荒めに娘に報告しました。
「娘ちゃん!分かったよ!昨日のアオキってさ、保育園の時のあのシンくんのことだよ!」
世紀の大発見をした気分で伝えた私に対し、娘はポカンとした顔で一言。
「……誰それ?」
いや待て、お前が言い出した物語やろ。昨日のあの怒りはどこ行った。
旦那に言っても「へぇー、で?」みたいな感じで。
なんなんお前ら、もっと驚けや、マジでだるいわ。
とりあえず、公園を仕切る「アオキ」が顔見知りのシンくんと同一人物とわかり、親としては心強くもあり、その反面、今の距離感で関係性がこじれないでくれよという願いもあり、結局は無駄な骨折りで終わりました。
いっそ真実を知らない方が幸せだったか?
このブログでは、ワーママの日常や、その時々に考えていることを、答えを出さないまま書いています。
正解じゃない話ばかりですが、どこか重なる部分があれば嬉しいです。